八重歯はインビザラインで矯正できる?適応条件と治療期間について解説
2025年6月1日
1.八重歯の特徴と矯正治療が必要な理由
2. インビザライン矯正で八重歯は治療できるのか?
3. インビザライン矯正で八重歯を治す際の治療期間と注意点
4.流山おおたかの森駅1分の歯医者 流山デンタルランドのインビザライン矯正
八重歯の見た目や噛み合わせが気になっていても、「矯正は目立つからちょっと…」と迷っている方も多いのではないでしょうか。そんな方に注目されているのが、透明なマウスピースで行う「インビザライン矯正」です。今回は、八重歯がインビザラインで矯正できるのか、その適応条件や治療期間、注意点について詳しく解説します。
1. 八重歯の特徴と矯正治療が必要な理由
八重歯とは、犬歯(糸切り歯)が本来の位置からずれて、前や上に飛び出して生えている状態のことをいいます。以下に、八重歯の特徴と矯正治療が必要な理由を解説します。
①審美的な影響
八重歯は、特に笑ったときに歯並びの乱れが目立つため、コンプレックスに感じる方も少なくありません。人前で口元を隠したり写真を避けたりと、心理的な影響が出ることもあります。
➁むし歯や歯周病のリスクが上がりやすい
八重歯は重なって生えているため、歯ブラシが届きにくくなります。その結果、プラークや食べかすが残りやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
➂噛み合わせのバランスが崩れることも
八重歯があることで上下の歯の噛み合わせが乱れ、特定の歯に力が集中してしまうことがあります。これにより、顎関節への負担や、歯の摩耗が進む可能性もあります。
④発音や咀嚼への影響
歯並びが悪いと、舌の動きや空気の流れに影響し、発音が不明瞭になることもあります。また、噛む力のバランスが崩れるため、食べ物をしっかり噛み切れないといった問題も生じやすくなります。
⑤全身への影響の可能性
噛み合わせの乱れは、頭痛や肩こりといった症状につながることもあります。見た目だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
矯正治療によって、こうしたリスクの改善が期待でき、見た目と機能の両面で健やかな口元を目指すことにつながります。
2. インビザライン矯正で八重歯は治療できるのか?
インビザラインは、透明なマウスピースを使って歯を少しずつ動かす矯正方法です。従来のワイヤー矯正に比べて目立ちにくく、取り外しができるため、食事や歯磨きの際に制限が少ないという特徴があります。では、インビザラインで八重歯の矯正は可能なのでしょうか?以下に、適応条件について解説します。
①インビザラインで治療できるケース
軽度から中程度の八重歯であれば、インビザラインによる矯正が可能な場合があります。歯のスペース不足が少ない場合や、歯の移動距離が比較的短くて済むケースでは、十分な治療効果が期待できます。
②インビザラインでは難しいケース
歯列の重なりが大きい場合や、犬歯の位置が大きく逸脱している場合には、インビザライン単独での治療が難しいことがあります。このような場合は、部分的にワイヤー矯正を併用する「ハイブリッド矯正」や、インビザライン前にスペースを作る処置が必要になることもあります。
➂精密な診断と治療計画が必要
インビザラインは、歯科医師が3Dシミュレーションで治療計画を立てるため、八重歯の位置や角度、顎の形状などを細かく分析します。治療の可否や必要な期間、予想される歯の移動もこの段階で判断されます。
④子どもと大人で異なる対応
成長段階にある子どもと、骨格が完成している大人では、矯正の進め方も異なります。大人の八重歯矯正では、歯を抜いてスペースを確保する「抜歯矯正」が選ばれることもありますが、抜歯を伴うような複雑なケースでもインビザラインで対応できる場合があります。
インビザラインは万能ではありませんが、八重歯の状態によっては治療可能なケースもあります。まずは、歯科医院での適切な診断を受けることが第一歩となります。
3. インビザライン矯正で八重歯を治す際の治療期間と注意点
インビザラインによる八重歯の矯正では、見た目の改善だけでなく、噛み合わせや口腔内環境の向上も目指します。では実際にどのくらいの期間がかかり、どのような点に注意が必要なのでしょうか。以下に、インビザライン矯正で八重歯を治す際の治療期間と注意点について解説します。
①治療期間の目安
インビザライン矯正で八重歯を整えるのにかかる期間は、平均で1年半~2年程度が一般的です。ただし、八重歯の重なり具合や抜歯の有無、年齢や顎の骨の柔軟性によって変動があります。軽度なケースでは1年未満で終了することもあれば、重度の場合は2年以上かかるケースもあります。
➁矯正前に抜歯が必要なケースも
歯が並ぶスペースが足りない場合は、矯正のために新たなスペースを確保する必要があります。そのため、インビザラインでも抜歯が選択されることがあります。特に、犬歯が大きく飛び出している場合は、隣の歯(第一小臼歯)の抜歯が検討されることが多いです。
➂マウスピースの装着時間が成果を左右する
インビザライン矯正は、患者さんが1日20〜22時間以上マウスピースを装着することが前提です。装着時間が足りないと、計画通りに歯が動かず、治療期間が延びる可能性があります。
④マウスピースのお手入れと衛生管理
マウスピースは毎日使用するものなので、適切なお手入れが必要です。汚れたまま使用すると、むし歯や口臭の原因になることがあります。マウスピースは専用の洗浄剤で清潔に保つことが大切です。
⑤定期的な通院によるチェックと調整
インビザライン矯正中も、月1回程度の通院が必要です。歯の移動状況や、マウスピースが適切にフィットしているかを確認し、必要があれば計画の微調整も行われます。通院を怠ると、治療の進行が遅れたり、計画通りに歯が動かなくなることがあります。
➅リテーナーの使用による後戻り防止
矯正治療が終了した後には、歯が元の位置に戻らないように保定装置(リテーナー)の使用が必要です。これを怠ると、せっかく整えた歯並びが戻ってしまうリスクがあるため、歯科医師の指示に従ってしっかり装着を続けることが重要です。
インビザラインは患者さん自身が日々管理する必要のある矯正方法です。矯正治療をスムーズに進めるためにも、毎日のマウスピース装着と丁寧な口腔ケア、定期的な通院を欠かさないことが大切です。
4. 流山おおたかの森駅1分の歯医者 流山デンタルランドのインビザライン矯正
流山おおたかの森駅1分の歯医者 流山デンタルランドでは、マウスピース型矯正治療の圧倒的シェアNO.1の『インビザライン』を使用しています。
《流山デンタルランドのインビザライン矯正》
➀「フェイスライン」を整えるインビザライン矯正
インビザライン矯正は、歯並びだけでなく、口を閉じたときの見栄えや、顔を横から見たときの「フェイスライン/Eライン」の美しさを整える治療でもあります。
当院では、フェイスラインを意識した治療の提案も行っています。
➁後戻りの矯正治療にも対応
矯正治療で動かした歯が、元の位置に戻ってしまうことを「後戻り」と言います。
歯列矯正の後戻りは再矯正で対応することが出来ます。
➂矯正中の「むし歯や歯周病の治療」も柔軟に対応
当院は、矯正治療と並行して抜歯やむし歯・歯周病治療を行える「総合歯科医院」です。
矯正専門の歯科医院では、矯正治療中のお口のトラブル(虫歯や歯周病)に柔軟に対応できないことがありますが、当院では万が一矯正中に虫歯や歯周病になっても院内で治療を行います。
▼インビザライン矯正の詳細はこちら
5. まとめ
八重歯は見た目だけでなく、むし歯や歯周病、噛み合わせの乱れなど、口腔内のさまざまな問題を引き起こす可能性があります。インビザラインは、目立ちにくい矯正方法として多くの方に選ばれていますが、全ての八重歯に対応できるわけではありません。まずは歯科医師の診断を受け、自分の歯並びがインビザラインに適しているかを確認することが重要です。
流山おおたかの森駅1分の歯医者 流山デンタルランド・矯正歯科では、一人ひとりに合わせた治療計画を提案し、治療中のサポートもしっかり行っています。
流山市、流山おおたかの森駅周辺で、八重歯にお悩みの方やインビザライン矯正に興味がある方は、流山おおたかの森駅1分の歯医者 流山デンタルランド・矯正歯科にご相談ください。
監修
流山デンタルランド 院長 駒澤 秀昭