差し歯の黄ばみはホワイトニングで治らない!歯科医師が教える対処方法
2024年4月12日
1. 差し歯の黄ばみに悩むあなたへ:原因を解説
2. ホワイトニングでは対処できない?差し歯の黄ばみケアの正しい方法
3. クリニックで受けられる差し歯の黄ばみ対策
1. 差し歯の黄ばみに悩むあなたへ:原因を解説
差し歯には様々な種類がありますが、その中でも「レジン」と呼ばれる素材は、特に黄ばみやすいと言われています。
では、差し歯が黄ばむ原因は何でしょうか?
主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。
1. 煙草のヤニや飲食物の着色
2. 口内環境の変化や虫歯、歯周病の影響
3. 老化によるレジンの劣化
4. 歯の研磨やクリーニングが適切に行われていない場合
では、どのようにして黄ばみを解消することができるのでしょうか?
まず、黄ばみの原因となる飲食物や煙草を控えることが効果的です。
しかし、それでもなかなか黄ばみが解消されない場合は、次に考えられる対策として「プロフェッショナル・クリーニング」という方法があります。
これは、歯科医師が専用の器具を使用して歯を研磨し、黄ばみを除去することができるものです。
また、それでも黄ばみが改善されない場合は、レジン差し歯を交換することも検討してみてください。
レジンの種類によっては、一度黄ばんでしまった場合、元に戻すことが難しいため、交換が最善の方法となります。
2. ホワイトニングでは対処できない?差し歯の黄ばみケアの正しい方法
結論からお伝えすると、残念ながら差し歯はホワイトニングで白くはできません。
なぜなら人工物のため、ホワイトニングで使用する薬剤の効果が見られないからです。
そこで自宅でできる差し歯のお手入れ方法を紹介します。
1. 歯磨き粉を使ったブラッシング
差し歯に付着した汚れを効果的に取り除くためには、デンタルフロスや歯間ブラシでクリーニングした後に、歯磨き粉を使用してブラッシングすることがポイントです。ただし、差し歯の表面を守るために、研磨剤が少ない歯磨き粉を選ぶよう注意しましょう。
2. 定期的な歯科医院でのクリーニング
差し歯の表面には、デンタルフロスや歯間ブラシでは取り除けない汚れが付着することがあります。そのため、3か月に1回程度歯科医院での定期クリーニングを受けることで、差し歯に黄ばみが発生しにくくなります。
3. 食後のうがい
食後、口の中に残った食べ物のかすや飲み物の色素が差し歯に影響を及ぼすことがあります。しっかりと食後のうがいを行うことで、黄ばみの原因となる汚れの付着を防ぐことができます。
4. 喫煙の控えめ
タバコの煙に含まれるタールやニコチンは、差し歯を黄ばませる原因となります。喫煙を控えることで、差し歯に黄ばみが発生しにくくなります。
5. 口臭予防用品の利用
口臭予防用品には、殺菌成分が含まれていることがあります。これらは、差し歯に付着した細菌や汚れを取り除くのを助けてくれます。ただし、肌荒れを起こす人もいますので、使用を始める前にパッチテストを行うことをお勧めします。
以上の方法を実践することで、自宅で簡単に差し歯のお手入れができます。ぜひ、日常生活の中でこれらのポイントを取り入れて、長期間美しい差し歯を維持しましょう。
3. クリニックで受けられる差し歯の黄ばみ対策
差し歯は、虫歯や歯周病などで失われた歯を補うために使用されるもので、天然歯と同様に黄ばみが気になることがあります。
クリニックで受けられる差し歯の黄ばみ対策について、方法と効果を比較しながらご紹介いたします。
1. 歯科クリーニング
歯科クリーニングは、定期的に受けることで差し歯のメンテナンスとなり、黄ばみを予防・対策することが可能です。デンタルハイジニストによる専門的な処置で、プラークを除去し、歯石が堆積しないようにケアします。
2. ホームケア用品の取扱い
適切なホームケア用品を使用することで、差し歯の黄ばみ対策が可能です。適切な歯ブラシや歯磨き粉は、歯の表面に付着した汚れを取り除くことができます。また、歯間ブラシやデンタルフロスも適切な方法で使うことで、差し歯にも効果的です。
3. 差し歯の交換
場合によっては、差し歯の黄ばみ対策として交換を検討することもあります。差し歯の素材や年数によって劣化が進み、黄ばみが目立つことがあります。定期的に診察を受け、必要であれば交換することをお勧めします。
監修
流山デンタルランド 院長 駒澤 秀昭