インビザライン矯正が難しい歯並びとは?向かないケースと他の治療法を紹介
2025年5月13日
1. インビザライン矯正が向かない歯並びの特徴とは
2. インビザライン矯正以外に検討できる矯正方法
3. インビザライン矯正に向いている歯並びの特徴とは?
4. 流山おおたかの森駅1分の歯医者 流山デンタルランド・矯正歯科のインビザライン矯正
目立ちにくく、取り外しもできることから、選択肢の一つとして検討されることが多いマウスピース矯正「インビザライン」ですが、歯の状態によっては適応が難しいケースもあります。例えば、歯のねじれが強い場合や、大きな抜歯を伴う矯正が必要な場合などは、他の矯正方法を検討した方がよいこともあります。
今回は、インビザライン矯正が難しいとされる歯並びの特徴や、適応が難しい場合に選べる他の矯正方法について詳しく解説します。
1. インビザライン矯正が向かない歯並びの特徴とは
インビザラインは、透明なマウスピースを使って歯を少しずつ動かす矯正方法ですが、構造上、強い力を必要とするケースや、細かい歯の動きを求められる症例では適応が難しいことがあります。以下に、インビザラインが向かない可能性がある歯並びの特徴を紹介します。
①顎変形症
上あごや下あごの骨の大きさや形、位置、バランスに異常が生じている状態です。顔の非対称や噛み合わせの問題を伴うことが多く、マウスピース単体では十分な治療が難しい場合があります。
②骨格性の不正咬合(あごの骨の位置に原因がある場合)
上あごまたは下あごが前後や左右に大きくズレている場合、マウスピース矯正のみでは対応が難しく、外科的処置やワイヤー矯正が必要になることがあります。
③回転している歯の修正
歯が大きく回転している場合や、円柱状の歯は、マウスピースだけでは十分に回転させることが難しいことがあります。
これらのケースに当てはまる場合は、歯科医師と相談し、他の矯正方法も含めて検討することが重要です。
2. インビザライン矯正以外に検討できる矯正方法
インビザライン矯正が適応しにくいケースでも、矯正治療を諦める必要はありません。歯並びや噛み合わせの状態に応じて、他の治療法を選択することで、歯列を整える可能性があります。
①ワイヤー矯正(表側矯正)
広く行われている矯正方法で、金属やセラミック製の装置を歯の表面に取り付け、ワイヤーで歯を動かします。複雑な歯並びや骨格性の問題にも対応しやすく、精密なコントロールが可能です。
②舌側矯正(裏側矯正)
ワイヤーを歯の裏側に装着する方法で、矯正装置が目立ちにくいのが特徴です。ただし、装置の違和感や発音への影響が出ることがあります。
③ハイブリッド矯正
インビザラインとワイヤー矯正を組み合わせた治療法で、マウスピースでは難しい部分をワイヤーで補います。目立ちにくさと治療効果のバランスを取りたい方に適している場合があります。
④外科的矯正(顎変形症に対する矯正)
骨格の問題が大きい場合、顎の手術と矯正を組み合わせることで咬合の改善を目指します。場合によっては健康保険が適用されることがあります。
⑤部分矯正
全体の歯並びではなく、一部分だけを整える方法です。短期間で治療できる場合があり、費用も比較的抑えられます。ただし、適応できる症例が限られます。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、歯科医師と十分に相談し、自分に合った矯正方法を選ぶことが大切です。
3. インビザライン矯正に向いている歯並びの特徴とは?
適さないケースもありますが、インビザライン矯正は多くのケースで適応します。例えば、比較的軽度な歯列不正や、顎の骨格が整っている方には適しています。以下に、インビザラインが適応しやすい歯並びの特徴を紹介します。
➀軽度の叢生(歯の重なりが少ないケース)
歯が少し重なっていたり、わずかに傾いている状態であれば、インビザラインによって改善される可能性があります。歯の移動距離が少ないため、計画的に矯正が進みやすいとされています。
➁軽度の空隙歯列(すきっ歯)
歯と歯の間にすき間がある場合も、インビザラインによる矯正が適応することがあります。マウスピースの圧力を利用して歯を移動させることで、歯並びが改善される可能性があります。
➂前歯の軽度な出っ歯・引っ込み
前歯のわずかな前突(出っ張り)や後退があるケースでは、インビザラインが選択肢の一つとなる場合があります。
➃噛み合わせが比較的整っている
上下の歯の位置関係や咬合力に大きなズレがない場合、インビザラインでも無理なく歯を動かせる可能性があります。
➄矯正後の後戻りの修正
過去に矯正治療を受けたものの、歯並びがわずかに戻ってしまった場合、インビザラインが再治療として適している場合があります。
インビザラインによる矯正が可能かどうかは、歯科医師の診察を通じて判断し、適した治療計画を立てることが重要です。
4. 流山おおたかの森駅1分の歯医者 流山デンタルランド・矯正歯科のインビザライン矯正
流山おおたかの森駅1分の歯医者 流山デンタルランド・矯正歯科では、マウスピース型矯正治療の圧倒的シェアNO.1の『インビザライン』を使用しています。
《流山デンタルランド・矯正歯科のインビザライン矯正》
➀「フェイスライン」を整えるインビザライン矯正
インビザライン矯正は、歯並びだけでなく、口を閉じたときの見栄えや、顔を横から見たときの「フェイスライン/Eライン」の美しさを整える治療でもあります。
当院では、フェイスラインを意識した治療の提案も行っています。
➁後戻りの矯正治療にも対応
矯正治療で動かした歯が、元の位置に戻ってしまうことを「後戻り」と言います。
歯列矯正の後戻りは再矯正で対応することが出来ます。
➂矯正中の「むし歯や歯周病の治療」も柔軟に対応
当院は、矯正治療と並行して抜歯やむし歯・歯周病治療を行える「総合歯科医院」です。
矯正専門の歯医者では、矯正治療中のお口のトラブル(むし歯や歯周病)に柔軟に対応できないことがありますが、当院では万が一矯正中にむし歯や歯周病になっても院内で治療を行います。
5. まとめ
インビザライン矯正は多くのメリットがある治療法ですが、すべての歯並びに適しているわけではありません。重度の叢生や骨格的な問題がある場合には、他の矯正方法が適していることもあります。一方で、軽度から中程度の歯列不正や咬み合わせに大きな問題がない方にとっては選択肢となるでしょう。
山市、流山おおたかの森周辺でインビザライン矯正についてお悩みの方は、流山おおたかの森駅1分の歯医者 流山デンタルランド・矯正歯科までお問い合わせください。
監修
流山デンタルランド 院長 駒澤 秀昭